地下鉄のトピックスが出てきたので、イギリス旅行の注意点ということでちょっとだけ補足を。


ロンドンの地下鉄(Underground)の駅に行くと、「Mind the gap, please!という、お決まりのアナウンスを聞くことができます。

これはどういう意味かというと、「ホームと車両の隙間にお気を付け下さい」。


Gap」という単語は日本でも普通に使いますよね。「理想と現実のギャップが大きい」とか「あのギャップがたまらない!」とか・・・。
Mind」は「~に気をつける、~を気にする」という意味。

ちなみにこの「Mind」、昔学校の英語のテストで「Would you mind ~ing? というのが出てきたように、イギリスでも人にお願いをするときにとてもよく使う表現です。

ここで注意したいのが答え方。
YESかNOかで混乱してしまいそうですが、「お気にされますか?」と聞かれているので、お願いを聞いてあげるのであれば答えは「No」になります。「No, not at all.」とか「No, please.」などと言えますね。

「気をつける」という時も「Mind」ですが、アメリカでは「Watch」の方をよく使うので、たまにこのアナウンスを聞いた観光客がクスクス笑っているのを目にすることも・・・。アナウンスの言葉自体にもうギャップがあるってことでしょうか。


で、このホームと車両の隙間なのですが、イギリスの服のMサイズが日本のLサイズなのと似ていて、やっぱりそこはイギリスレベルの「スキマ」であり、油断できません。

駅によっては、かなりカーブしたまま停車することもあります。車両の端っこのドアから乗り降りしようとすると、オトナがすっぽり落ちてしまいそうなほどのギャップが空いているので、足元には本当に注意しましょう。


↓ ちゃんとホームの床にも書かれています。

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ところで、つい最近も日本でカフェに入った時に、
「店内でお召し上がりのお客様は先にお席をお取り下さーい!!」と、半分怒ってるんじゃないかという勢いで店員さんに注意されました・・。

「座れないなら適当に立ち飲みするから別にいいのに」って思うのですが、もうある種のルールみたいになっている感じです。まあ、何か私物を置いて席を取れる、というのはまだまだ日本が安全な証拠でもあるので、それはそれでいいことなのでしょうか。

イギリスも比較的安全な国ですが、私の周りでも、空き巣にあったとか、スリにあったとか、たくさんの事件を聞きますし、たとえちょっとした時間であっても、バッグやカメラや携帯なんかを無防備に手放してしまうのはやめましょう。

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