ニュース記事を見る限り、やっぱり日本のマクドナルド、苦戦しているみたいですね。
そもそも高いお金を出してまで食べたいものでもありませんから、当然といえば当然かもしれません。

確かマクドナルドはヨーロッパ全体でも売上(sales)は下落していて、その中でなぜかイギリスだけが好調のようです。言われてみれば、ロンドンの街中でマックの前を通りかかると、いつも人で溢れて、大繁盛しているように見えますからね。

ちなみに、ヨーロッパの中で肥満(obesity)が多いのもイギリスです。



さて、前回ご紹介した「ビッグマック指数」(Big Mac index)。

自分で勝手に計算したものは、「1ポンド=125円」となりましたが、お店によって値段が違いますし、あくまで参考にすぎません。

でもこれ、ビッグマック以外で比べるとどうなるんでしょう??

せっかくギモンに思ったので、小売のお店のディスカウントとか税金とか、細かいものは無視するとして、お遊び程度に比較をしてみたいと思います。



◆キットカット(KitKat)

キットカットの中には、スニッカーズみたいに太いバー状のやつがあります。
これはイギリスでは0.60ポンド、日本では100円といったところでしょうか。

キットカット指数:「1ポンド=166円」

同じプレーンなものでも、日本のキットカットとイギリスのでは味が違うんじゃないかと思うのですが、イギリス人にはなかなか認めてもらえません。イギリスの方が甘い気がするのですがね・・・。

バリエーションは明らかに日本の方が豊富。「スイカ味」とか懐かしいです。


◆コカコーラ(Coca Cola)

もちろんイギリス人にも人気のコカコーラ。500mlのペットボトルが、イギリスでは1.25ポンド。
日本では値上げがあって今は自販機価格で160円なのですかね?

コカコーラ指数:「1ポンド=128円」

ちなみに、このような炭酸飲料のことを「fizzy drink」といいます。


◆コノスル(Cono Sur)ワイン

有名なチリのワインで、ラベルに自転車のイラストが描かれているやつです。
これは日本でも普通にコンビニで買えますね。

2013年のメルロー、ピノ・ノワールが、イギリスで7ポンド、日本で800円程度でしょうか。

コノスル指数:「1ポンド=114円」

セレクションの豊富なイギリスではあまり飲むことはありませんが、日本で「ちょっと外に出てワインを買って飲みたい」という時に、コストパフォーマンスも良く、重宝します。


・・・・・結局バラバラでよくわかりません。

この指数(1ポンドの価値)が高いほど、「そのモノ」を買うにあたって、ポンドという通貨の購買力が強いと言えます。だからマーケットの為替レートも、やがてはその水準に落ち着くのではないか??という見方をするのですが、当然「そのモノ」が何かによって、ばらつきがあるということが良くわかります。

それに、通貨のパワーバランスを素直に表しているというよりは、単にそのモノの日本での値付けが、イギリスに比べて割高なだけかもしれませんので、本当に参考程度の指標でしょう。

ちなみに上の「~指数」という名前は私が勝手に付けただけですが、スターバックスの「トール・ラテ」を使った
Tall Latte index」というのは実在します。


それでもこうして並べてみると、生活感覚為替レートの「1ポンド=100円」と、今のマーケットレートである「1ポンド=180円台」と比べて、飛びぬけておかしなレートというのもありません。

もうちょっと続けてみます。

■肥満(obesity)
■炭酸飲料(fizzy drink)