この「消費税」(sales tax, consumption tax)、今日本でホットな話題の一つではないでしょうか。

日本では2014年4月から税率が8%へと引き上げられ、さらにここから第二弾としての増税(tax hike)を実施
するかしないかという分かれ目にあります。もし政府によってGOサインが出されれば、2015年10月から税率
が10%に引き上げられるというスケジュール。

・・・だったのですが、ここに来て増税の先送りが濃厚になってきています。
(politicalなことを別にすれば)理由はもちろん、景気への影響を気にしてのこと。


振り返ってみると、消費税が3%から5%になったのが1997年ですから、「5%時代」というのは実に17年
続いたわけです。

今年4月からの3%アップは、普通につつましく暮していれば大した負担にはならないはずですが、高級品
の買い控えは当然あったでしょう。増税前に日用品のまとめ買いをしたという話だってよく聞きましたし、
自分自身も日本でのショッピングにブレーキがかかるようになった感がありますから、単純にデータや算数
だけで語れる問題ではないでしょうね。
あまりにも5%の現状維持(status quo)に慣れきってしまったところへの久々の増税は、寝ているところに
氷水を浴びせるようなもので、国民心理的には結構なダメージだったのかもしれません。

そして、17年振りにショックを与えてから1年もしないうちに、次の追加増税をバーンと決定してしまえば、
さらに私たちの買い物欲を冷やしてしまうのは間違いないでしょう。

「そんなのは心理的なことじゃないか!」と言われそうですが、今の政府や日銀のねらいの一つは、まさに
国民の「期待」(expectation)を上向かせてデフレから完全脱却することにありますので、心理というのは
なかなか馬鹿にできないと思います。日本の財政の立て直しがいくら急務でも、景気が冷え込んでは元も
子もありません。


さて、イギリスにもこの手の消費税はちゃんとあって、その名も「Value Added Tax」、略して「VAT」と
呼ばれます。日本語に訳せば、「付加価値税」ですね。

この「VAT」はイギリス独自の税金ではなく、EUの法律によって加盟国での課税が義務付けられているもの。
ただしその税率は各国でコントロールしていて、現在イギリスは「20%」に設定しています。

「20%も!!」と思われるかもしれませんが、全てに課税されるわけではないところが日本との違いです
基本的には野菜や肉などの食料品にはかかりませんし、本や新聞も対象外。
「付加価値税」という名前のとおり、ぜいたく品に税が乗っかってくるというイメージでしょう。


■消費税(sales tax, consumption tax)、付加価値税(VAT, value added tax)
■増税(tax hike, tax rise)