今から約1年後、2015年9月から、ロンドン地下鉄が週末のみ24時間運行を始めるそうです。
その名も「Night Tube」(ナイト・チューブ)。

ロンドンでは地下鉄のことを「Underground」といいますが、丸っこくて細長いので「Tube」という
愛称でも呼ばれるのです。日本人にはカマボコに見えるのですが・・。


そういえば1年ぐらい前に、結構大掛かりな地下鉄のストライキがあったのを思い出しました。
これは「ticket office」(窓口のこと)に人を配置するのをやめて、自動販売機に切り替えていくと
いう経営側のリストラ案に反発してのこと。

同情の声もありましたが、いざストが始まってみると、情報は錯綜するわ、道は車で溢れ返るわ、
バスも混むわで、大混乱。利用者は随分ひどい目にあいました。

その後、長く組合のリーダーをやっていた人物が病死。今回このNight tubeを開始する日付も
組合側に知らされないままメディアにリリースされたとかで、労使のコミュニケーションもいまだに
ちぐはぐです。

このNight Tube、便利といえば便利なのでしょうが、別に無くてはならないものでもないでしょう。
ロンドンはそんなに夜遅くまで色んなお店が開いているわけでもないですし、イギリス版居酒屋の
「パブ」(pub)だって、ほとんどが夜12時には店仕舞いするので、大きな経済効果はないような気が
します。

確か、都バスの夜間運行導入の時、ロンドンの「Night Bus」を引き合いに出してましたね。
当時、あたかも海外が進んでいて、東京がbehindであるかのようなことをメディアが煽ってましたが、
そうではないでしょう。
「昼間に働いている人間が深夜まで街で遊んでも(or 働いても)、帰宅に便利!」という前提がまず
気持ち悪いですし、どれだけのコストをかけて、どれだけの経済効果があったのか気になります。
カジノにしたってそうですが、何でも海外の真似をすればいいというものではありません。
国のパワーを使って、雇用を増やして、残業減らして、有休の促進でもした方が、よっぽど消費が
増えるような気がするのですがね。

なのでこの「Night Tube」、個人的にはあまり興味がなくって、いつでもなんでもそろう、日本のコンビニ
の24時間サービスの方がよっぽどありがたいです。

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こんなレトロな感じの窓口も。
全部閉まるのはちょっとさびしい気もします。


■strike, walk-out(ストライキ)
■trade union, union(労働組合)
■restructuring plan(リストラ案)