ここ最近のスコットランド独立投票の報道で、キャメロン首相の姿は日本のテレビでも
よく映されていたのではないでしょうか。
見た目も威風堂々とした人で、演説も上手です。
経歴をみますと・・・
2005年、39歳で保守党リーダーに。
2010年、総選挙で勝利し、43歳で首相に。
2014年9月現在47歳であり、まだまだフレッシュな感じがしますよね。
首相だけではありません。
副首相の「ニック・クレッグ」(Nick Clegg)が、1967年生まれの47歳。
労働党リーダーの「エド・ミリバンド」(Ed Miliband)が、1969年生まれの44歳。
ついこの前、安倍首相が60歳の還暦をお祝いしたとニュースになっていましたから、
いかにイギリス政界のリーダー達が若々しいかがわかります。
もちろんこれは、選挙を強く意識して、イメージを作れる人物を巧みに選んでいるという
理由もありますが、人材の方もちゃんと出てきます。
ところで、前の写真にあったウェストミンスター宮殿の周りは、お役所が集まる「霞が関」
のようなエリア。
ロンドン観光をするときのお決まりルートの一つなのですが、ビッグベンと国会を見た後、
「Whitehall」という大通りを北上していくと、左手に黒い門が見えてきます。
そこは「Downing Street」の入口。通称「Number 10」(ナンバーテン)と呼ばれる、首相
公邸につながっているのです。
※またなんとも言えない感じの写真ですが、ちょこっと見えているのがセキュリティの黒い門です。
「ナンバーテン」というのは、「10 Downing Street」というアドレスからのネーミングで、公邸の
黒いドアにも実際に「10」と表示されています。首相の住まいであり、オフィスであり、ゲストを
もてなす場所ですね。
昔はオープンで誰でも近づけたらしいのですが、テロの脅威があってから、このような門が
作られ、警備も厳しくなりました。だから観光といっても、通りすがりに雰囲気のカケラを
味わうといった感じです。
■official residence of the Prime Minister(首相公邸)