前回の写真にうまく入っていませんが、ウェストミンスター宮殿の手前はあのテムズ川
(the River Thames)が流れています。

テムズといえば、「Dynamo」という名前で活躍しているイギリスのマジシャンが、この川の
上を歩くパフォーマンスをやっていたのを思い出しました。
(You Tubeで、「Thames walking」などと検索すれば見れます)
国会を横目にして、綱渡りをするように川を歩く男の姿はシュールそのもの・・・。
あれはどうやってたんでしょうね??

さて、イギリスの国会議員のことを英語で、「Member of Parliament」といいます。
略して「MP」。

選挙のシステムは日本よりもシンプルで、イギリス全土を650のエリアに区切り、各選挙区
から一人のMPが選ばれます。いわゆる小選挙区制というやつですね。
(日本の比例代表にウンザリした時は、こっちの方がいいんじゃないかと思ってしまいますが)

二院制であるところはもちろん同じ。
House of Commons」が衆議院(下院)、「House of Lords」が参議院(上院)にあたり、
下院が暴走しないように、上院がニラミをきかせるわけです。

日本と違うのは、国民の選挙で選ばれるのが、「House of Commons」のメンバーだけである
というところです。その分「House of Lords」の力というのはそこまで強くはありません。

日本では衆議院選挙のことを指して「総選挙」といいますが、イギリスではそもそも「参議院選挙」
にあたるものが無く、「総選挙」=「House of CommonsのMPを選ぶ選挙」となります。

議員はどこかの政党(party)に所属していて、過半数の議席を取った政党が与党になり、
その与党のトップが首相になるところは、日本と同じですね。

■MP(国会議員)
■House of Commons(下院)、House of Lords(上院) ※イギリスでの呼び方
■constituency(選挙区)
■party, political party(政党)