イギリスの国会議事堂は、ウェストミンスターというところにあります。
テムズ川沿いにあり、かの有名な「Big Ben」の隣にある建物ですね。

スコットランドが連合王国に組み込まれたのは1707年のこと。
イングランドとは度重なる戦争の歴史もあり、彼らにとってもちろん併合は本意では
ありませんでした。しかしUKの一員になってからも、粘り強く自治を求めてきた結果、
1997年、ついにスコットランド議会の設立が認められることに。
約300年振りの自分たちの議会です。

※現在独立キャンペーンを引っ張っているアレックス・サモンドは、このスコットランド
 議会の第一党であるSNP(スコットランド国民党)のトップ。「First minister」などと
 呼ばれます。

この議会でスコットランドが決められる物事のことを「devolved matters」といいます。
日本語に訳すと、「(ウェストミンスターから)委任された物事」でしょうか。
ただしこの委任の範囲はごく限られていて、外交、防衛など重要な分野は、引き続き
ウェストミンスターで決定されます。(これを「reserved matters」といいます)

現在ウェストミンスター側(独立反対派)は、もしスコットランドがUKに留まるならば、
今ある自治の権利を拡大することを約束しており、懐柔策も巧みに利用している状況。

■ devolved matters(委任された物事)、devolution(委任)