Kind Regards。

英国ネタをこつこつ載せてまいります。

おととしぐらいだったか、ギリシャの首都、アテネ(Athens)を少しだけ観光したことがあります。

アテネオリンピックがあったのが2004年。
「伸身の新月面が描く放物線は・・・栄光への架け橋だ!」の名実況が生まれたのもこの大会でした。
あれからもう10年経っていると思うと、結構ショックです。


アテネと言えば、やはり「パルテノン神殿」。世界史に大して興味はなくとも、一度は見てみたい世界遺産です。

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「アクロポリスの丘」と言われるだけあって、神殿にたどり着くには、ゆるやかな山登りをするようなものなのですが、やたらと犬が多かったのが記憶に残っています。
それも日本で見かける野良犬の2倍はあるような大型がウロウロしているわけですから、ギョッとしましたね。

別に吠えたりするわけでもなく、普通に歩いたり、昼寝したりしているだけなので、まあ大丈夫なのですが、うっかり尻尾でも踏まないように気をつけないといけません。



さすがに日差しが強く、神殿へと続くエントランスに着いた時点でノドがカラカラに。
そこに待ち構えるようにして、いかにも南欧らしく、オレンジジュースの屋台が出ていました。

屋台のオヤジは、「にいてんよん!」(2.40ユーロのこと。それとも「よんてんご!」だったかな?)などと日本語で言いやがります。しかも、傍らでは若いお兄ちゃんがオレンジをどんどん謎のマシンに入れていて、いかにも「今搾ってます!」感を演出しているのですが、本当に搾られてジュースになっているかどうかは全く確認ができません。

「あやしいなあ・・・」と思いつつ飲んでみると!

今までの人生で飲んだ中でいちばんうすーいジュースでした。
味は悪くないのですが、なんかこう、トロピカーナを水で割ったような感じで、しかも氷のおかげでさらに薄まっています。試してみたい方はぜひ。


あと、観光でもっていると言われる国だけあって、とにかくタクシーが多かったですね。そのせいもあるのか交通量は結構多くて、信号はちゃんと守らないと危ないです。

私も道を渡ろうとしていて、歩行者信号が青になったので、さあと足を踏み出したら、たまたま機械の調子が悪かったのか壊れていたのか、その1秒後に赤に!!
人生最薄ジュースの次は、人生最速の信号が待っていました。さすがオリンピック発祥の地です。



当日は天気も良く、街中から電車ですぐに海の方まで出れそうだったので、行ってみることに。

しかし、終点で降りて、港町に出た時にはまさにローカル一色。日本人はおろか、外国人観光客など全くいません。
「ちょっと海岸沿いをのんびり散歩を」というような雰囲気などではなく、なんか殺伐としてました・・・。元々ブラブラ観光するようなエリアじゃなく、国際フェリーの発着があるだけで、あとはよそ者に用は無しといった雰囲気。
そしてよりによって、そこで道に迷ってしまいましたが。。。


アテネの街中でも一本路地裏に入ると、ちょっと嫌な感じがしたりする場所もあったりと、ギリシャの格差のリアリティというのも垣間見たような気がします。


↓ 道に迷っている最中に撮ったもの。天気が良かったのが救いです。

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良かったのがワイン。
味もさることながら、ラベルのギリシャ文字に何とも言えない雰囲気があり、ギリシャ神話を思い起こさせるのと、いかにも読めなさそうなところが神秘的で良いです。

有名でなくともワインが美味しい国というのは、ハンガリーやギリシャなど実は色々あるのですが、自分の国で消費してしまうので、輸出に回らず、日本でもイギリスでもあまりお目にかかることができません。
街のワインバーでは、ローカルのワインなども紹介してくれて、楽しかったですね。

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↑ 英語にすると「ALFA」?。値段もリーズナブルでした。


あと、アテネの街中にお寿司屋さんがあったので、ついつい入ってしまいました。
ロンドンのスーパーでも「Greek Sea bream」「Greek Sea bass」などと、魚コーナーでギリシャの名前はよく目にします。それならギリシャで新鮮なネタを食べて美味しくないはずがありません。
(同じ白身魚でも日本のものより脂がのっていて美味しい気がするのですよね)

ギリシャというと、映画「マンマ・ミーア」に出てくるような、リゾートの島のイメージばかりがあるかもしれませんが、アテネでの街歩きもまた違う魅力があるものです。


ギリシャ旅行記が本題ではなかったのですが、長くなったので次回に続きます。


■ギリシャ(Greece)、ギリシャの(Greek)
■鯛(Sea bream)、スズキ(Sea bass)

突然ですが、電子書籍を出版してみましたので、ちょっとお知らせをさせてください。






(海外サイトはこちら)
http://www.amazon.com/dp/B00SDWF66K



お手製感を隠しきれませんが、これでも頑張った方です・・・。

シンプルなタイトルのとおり、これから旅行や留学などでイギリス行きを考えている方、あるいは何となくでもイギリスに興味のある方に読んでもらえればと思って作りました。(ブログのまとめではありません)

イギリスのキホン情報に始まり、そこから一歩進んで、カルチャーや食事、生活が大体どのような感じなのか、これ一冊でざっとイギリスを「予習」できるような本にしたつもりです。

国際化が進む中、ビジネスで行かれる方も当然多いでしょうし、今は中学・高校で海外への研修旅行を実施するところも増えていますから、その保護者の方にも楽しんで頂けるかもしれません。
私が昔通っていた学校なども、いつの間にか修学旅行の行き先がイギリスに変わっていて、「10年遅く生まれればよかった!」と悔しがったものです。(でも引率の先生は大変でしょうね・・・。)


一話読み切り型、「6チャプター・全131話」の構成で、情報もできるだけ最新のものにアップデートしています。個人で作ったものなので、どうしても粗い所は残りますが、もしよろしかったら覗いてやってください。
(Kindle版ですが、スマホやiphoneでも読めます)


「このブログに書けばいいじゃないか」とも言われそうですが、私もやってみて気付いたのが、ブログというのは基本的に新しい記事が読まれるので、情報のストックにはあまり向きません。

逆に言えば、効率良くイギリスのことを知りたい!と情報を探す人たちにとっても不便ということであり、やはり本にまとめることにしました。
もちろん、かなりの時間をかけて書いてきたので、何か形にしたいという思いもありましたし、きちんとコピーライトを確保するという現実的な思惑もあります。



そもそも、なぜこんなものを作ったのかといいますと・・・

自分自身がイギリスにやってきた時、それは人生ではじめての海外生活であり、本当に大丈夫かな?とかなり不安でした。

事前に少しでも情報を取ろうとはしたのですが、本屋さんに並んでいるのはガイドブックか、そうでなければエッセイだったり、アカデミックでディープな本ばかり。
個人の旅行記でもなく、社会学や歴史本でもなく、もっと実戦的で、もっと初心者の目線、「これがあればイギリスの輪郭が見えてくる」という一冊が読みたかったのですが、そのようなものはなかったのです。


1.イギリス旅行者向け(ガイドブック) ⇒ 2.イギリス愛好家向け(美術、文学、歴史・・・)


なぜこの中間がないのか??? 
1だけではちょっと物足りないし、2になると一気にニッチになり、まるで甘口と激辛しかないカレーのようなものです。大ざっぱでいいからイギリスを知りたい、というアバウトなニーズを満たしてはくれません。


確かに、旅行にせよ、留学にせよ、駐在にせよ、ガイドブックは1冊持っていった方がいいと思います。マップ、地下鉄の路線図も付いていますし、観光&買い物スポットなどのデータが充実しているのはやはり便利。

けれど、ガイドブックというのは(当たり前ですが)エンターテイメントに偏っていて、かつポジティブで良いことばかり書いていますので、もう一歩か二歩、踏み込んだところにある現実的なカルチャーや生活になると、どうしても弱くなりがち。
実際にイギリスのガイドブックをパラパラ読んでいても、チップの払い方にしろ、治安への考え方にしろ、おすすめの食事やレストランにしろ、現地で生活している人間にとってみれば、「これはちょっと違うよね」という記載も結構あったりするものです。

そういう部分を本書でうまくカバーできればと思いますし、何より現地に行かれてからトラブルにならないよう、また逆に楽しみは倍増するよう、少しでもイギリス滞在のサポートになれれば何よりです。

前回の続きです。

この手の番組の何が面白いかというと、今までほとんど意識しなかった「外から見た日本」にあらためて注目させられるところです。

例えば、お寿司はもともと江戸時代のスナック的な存在だったとか、「カリフォルニア巻き」(California roll)は、カリフォルニアのホテルで働いていた日本人が考案したもので、脂の乗ったトロ(tuna belly)が口に合わないアメリカ人のためにアボカドを使い、海苔(seaweed)がダメなアメリカ人のために、わざわざ内側に巻き込むという創意工夫があって生まれたものだとか、今まで自分で調べようともしなかったことです。


あと話題が身近なだけに、英語の勉強にももってこいでしょう。

その昔・・・、「ニギリってのはねえ、まず横にしてから食べるもんだよ!」と鮨屋の頑固オヤジに怒られながら作法を教わったことがあります。つまり握り(Nigiri)というのは、まずコテンと横に傾けてから、そのままネタの端っこにむらさき(醤油)をちょっとだけ付けて食べよ、ということなのですが、意外にこういうのが英語でちゃんと言えなかったりするものです。

番組を観ていると、案内役の女性が、
「When you put it in your mouth, put it sideways」(口に入れる時に、横にするのよ)と解説。
口の中でネタとシャリがより良い感じでミックスされるからだとのことで、横にするにはそういう理由もあったのかと新発見でした。

これがもし、既に置かれている握りを「横に倒す」のであれば、「turn it sideways」でしょうかね。

醤油はもちろん「soy sauce」、ガリは普通に「ginger」、イクラは「salmon roe」、ワサビは「Japanese horseradish」ですが「wasabi」でもOK。
あと「大将」は「Sushi master」と呼ばれていたのがちょっとおもしろかったですね。


さて、イギリスにも回転寿司(conveyor belt sushi bar)のお店がちゃんとあります。

私が日本にいた頃にたまたま観た番組で、イギリスの回転寿司マーケットをねらうべく、日本の回転寿司が進出しようとしたものの、結局採算が厳しそうでやめたとか、確かそういうのを取り上げていたのを思い出します。

リーズナブルな値段で、たくさんの人に食べてもらいたいというコンセプトの回転寿司にとっての悩みのタネは、やはり魚のコスト。人気のあるネタほど乱獲が進みやすく、お寿司が「Sushi」として世界中に広まれば広まるほど、そのスピードにも拍車がかかります。

そこで生まれるのが「代替魚」(alternative fish)の発想で、ホントは違う魚なんだけれど、味がよく似ているし安いので、代わりに使おうというものです。

イギリスではその一つが「ザリガニ」(crayfish)。
日本人からするとエーッと思うのですが、イギリスではレストランのメニューに登場したり、カフェのサラダに入っていたりと、別にゲテモノ的な印象は特になく、ごく普通の食材と言っていいでしょう。

ここでは高いエビの代わりとして使うのが目的で、ボイルして中の身を細かくほぐし、臭みを消すべく、マヨネーズや七味などとよく和えて、軍艦巻きのようにして商品化に励む様子を見た覚えがあります。(今でもやっているのかわかりませんが)

このイギリス回転寿司の巨人というのが、「Yo!Sushi」で、私も一回だけ挑戦したことがあります。
名前と見た目のダブルな怪しさとは裏腹に、無難にサーモンとか、マグロの赤身とかを食べる分にはまあ大丈夫。。。イギリス人が食べる「Sushi」を体験してみるのも面白いかもしれませんが、せっかくのイギリス滞在の中、無理して行くこともなく、別にオススメはいたしません。

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■お寿司(Sushi) ※握りは「Nigiri」、巻き物は「Maki」ですが、これもやはり日本通の人にしか通じません。
■海苔(Nori, seaweed) ※これも同じく、まだまだ「Nori」としての知名度はいまひとつ。
■代替魚(alternative fish)


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